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2006年4月 5日 (水)

入ゼミをめぐるエージェンシー問題

 慶応大学商学部の入ゼミ試験が終わったにもかかわらず、その後も入ゼミ希望者がいたりして、驚くとともに、肉体的にも精神的に非常に疲れている。

 今回、初めての入ゼミ試験に臨んだため、全く情報が入手できず、(しかも、当時、正確にいえば、いまだ他大学に所属していたこともあり)私はエージェンシー問題にさらされた。

 組織の経済学を構成する重要な理論の一つであるエージェンシー理論とは、人間と人間との取引を、依頼人(プリンシパル)と代理人(エージェント)の関係で分析しようとするものである。

 依頼人と代理人の利害は異なり、互いに情報も非対称的で、依頼人が代理人についての情報が不完全ならば、代理人は依頼人の不備につけ込んで、不正で非効率な行動をとる。これがエージェンシー問題だ。

 このような問題にさらされないために、来年は非常に厳しくのぞみたいという気持ちに傾いている。とにかく、今年はまずは20人ではじめたいので、みなさん、もうこれ以上、ご遠慮、お願いしたい。

 とにかく疲れた。現20人もあくまで暫定的なメンバーなので、入ゼミ後、エージェンシー問題、モラルハザードを起こさないように、7月まで厳しくいきたいと思っています。

 

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