入ゼミをめぐるエージェンシー問題
慶応大学商学部の入ゼミ試験が終わったにもかかわらず、その後も入ゼミ希望者がいたりして、驚くとともに、肉体的にも精神的に非常に疲れている。
今回、初めての入ゼミ試験に臨んだため、全く情報が入手できず、(しかも、当時、正確にいえば、いまだ他大学に所属していたこともあり)私はエージェンシー問題にさらされた。
組織の経済学を構成する重要な理論の一つであるエージェンシー理論とは、人間と人間との取引を、依頼人(プリンシパル)と代理人(エージェント)の関係で分析しようとするものである。
依頼人と代理人の利害は異なり、互いに情報も非対称的で、依頼人が代理人についての情報が不完全ならば、代理人は依頼人の不備につけ込んで、不正で非効率な行動をとる。これがエージェンシー問題だ。
このような問題にさらされないために、来年は非常に厳しくのぞみたいという気持ちに傾いている。とにかく、今年はまずは20人ではじめたいので、みなさん、もうこれ以上、ご遠慮、お願いしたい。
とにかく疲れた。現20人もあくまで暫定的なメンバーなので、入ゼミ後、エージェンシー問題、モラルハザードを起こさないように、7月まで厳しくいきたいと思っています。
« 経営学者って何? | トップページ | ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 行き着くところはゲシュタルト心理学(2021.01.19)
- 日本政府、組織の不条理(2021.01.05)
- リスクと不確実性 どちらも解けない。(2020.08.18)
- 謹賀新年 最近の本の傾向(2020.01.04)
- サガン鳥栖について(2019.02.24)
コメント