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2005年12月

2005年12月26日 (月)

香水の魅力

 海外にいったとき、何を買うだろうか。

 私の場合、最初の頃は、学者らしく、ボールペンを買うことにしていた。フランスではウォターマン、米国ではクロス、ドイツではペリカン。それが一巡すると、今度は安い時計に関心が移動した。そして、いまは香水だ。

 私は、これまで香水など全く関心がなかった。香水などして、女性の気を惹くやつなど・・・と、むしろ香水をつける男を軽蔑さえしていた。そして、香水くさい外人は体臭がきついのだと断定していた。

 ところが、今は、逆だ。ことのはじまりは、私の従姉妹たちへのお土産として、ドイツで安い香水(男女の区別のない香水)を数本買ったことからはじまった。お土産に渡すはずだったが、つい渡す機会を失い、ある日、遊びでそれを自分でつけてみたのだ。

 驚いた。気分がいいのだ。夏の汗だくの人々で満員の電車の中、香水の匂いに守られていると、気分がいいのだ。他人などもうどうでもいいのだ。あくまでも、自分にとって快適で、気持ちがいいのだ。香りはすばらしい。香りだけで、1日気持ちよく、研究できるのだ。

 こうして、私の香水に関する認識は完全に変った。それは、他人のためではなく、自分のためなのだ。香りが自分を守ってくれて、一日、気分よく研究できるのだ。1日の始まりに、ある人がロッキーのテーマ曲を聞いて自分を奮い立たせて出勤するように、あるいは別の人は黄色のリゲインを飲んで自分をムチ打って仕事するように、私は香水に包まれて気持ちを一新して、1日、研究をはじめるのだ。

 こうして、いま私の関心は完全に香水に移行している。ハンガリーのスーパーで買った安い香水はガソリンくさくてだめだ。ウィーンでかった安い香水は、すぐに香りが消えてしまう。やはり、高価なものは香りが残るようだ。カルバン・クライン、ボス、アルマーニ・・・・・・・・・・・・・

 こんな私は、おかしいのだろうか。そういえば、研究を続けるために、私は眠け覚ましとして1日にコーヒーを何倍も飲むことにしている。高級なコーヒーは何杯も飲むと胃がすぐにやられる。ところが、インスタントコーヒーは何杯飲んでも胃は大丈夫。だから、研究には非常に効率的だ。・・・・・・・・

すべては、研究の道に通じていることに気づいていただけただろうか。

私の学者魂を理解していただけただろうか。

研究のためなら何でもやるぞ!!!

2005年12月20日 (火)

ビジネススクールへの誤解

 日本の大学では、若者が減ったために、社会人をターゲットとするビジネススクールが設立されている。他方、社会人も、ここ10年以上続く不況を生き抜くために、ビジネススクールに期待し、最低でもMBAは欲しいという人が多い。

 私も、現在、アカウンティングスクール(ビジネススクール)で教えているが、いくつかギャップを感じることがある。以下、それを述べてみたい。

(偏見1)米国の有名ビジネススクールの先生は実務出身者が多い。

私のNYUのスターンスクールの経験では、これは間違っているのではないかと思う。有名ビジネススクールの先生が実務家へと転進することはあっても、その逆は少ないように思う。というのも、米国のビジネススクールでは学者として「終身雇用権:テニュア」を取るのは非常に難しく、とにかく有名なアカデミックなジャーナルに何本論文を発表するかが勝負となる。ときどき、先生と学生との間に盗作問題も起る。また、有名な経済学者も経済学部よりもビジネススクールにいるケースが多いのだ。

(偏見2)大学院の授業は少人数で行なうものだ。

これは明らかに間違い。米国のビジネススクールでは、人気のある先生の講義ほど超大教室。少人数の授業は人気がなく、つぶされる可能性すらある。有名なビジネススクールは博士課程を持っていて、そこで少人数で授業が行なわれている。

先生もそれを意識し、ビジネススクールでは学部レベルより少し高度で人気がでる講義をし、チューターをうまく利用する。そして、博士課程でアカデミックな講義・演習を行なっているのだ。

他にもあるが、今後、ビジネススクールを志望する人は、いろんな角度から徹底的に大学や教員の質を分析しないといけないと思う。特に、どこにでも入れるような優秀な人は・・・・・

ガンバレ!!

2005年12月18日 (日)

一流と三流の学者の差とは

  私の慶応大学での指導教授小島三郎先生は、よくこう言っておられた。「私は、二流の学者は好まない。私の考える学者は、一流か三流かでしかない。二流の学者を目指すなら、はじめから止めた方がいい。」

 結局、優れた学者の考えは、紙一重なのだ。一流の学者のアイデアは、下手をすると三流の考えになりかねない新奇なものが多い。時には、一人だけでも、常識に挑戦するものだ。

 「インサイダー取引の何が悪いのか」と挑戦したH.デムゼッツ、「LBOのどこが悪いのか」と挑戦したジェンセン。

 では、二流をめざしているのかどうか調べるにはどうしたらいいか。次の質問をすればいい。

「貴方は学者になりたいのか、教授になりたいのか」

「教授になりたい」と答える人は、大抵、二流をめざしているのだ。

残念!!!

2005年12月 7日 (水)

頭のいい人 頭の悪い人

 私は、「あなたは英語と数学ができますか」と聞いて、「できます」と答える人をあまり信用していない。

 私の経験では、英語と数学ができる優秀な人のほど、「それほどできるわけではありません」とか、「もっとうまくなりたい」とか、「まだまだです」とか自制的で用心深い表現を使う人が多い。だから、さらに成長するのだ。

 どうも、頭の悪い人は、自分の能力すら十分評価できないようだ。だから、現状に満足し、伸びないのだ。目標が低いのかもしれない。英会話がほとんどできないのに、通訳として人材派遣会社に登録したとか、いう人がいたが・・・・世の中 ひっくり返りそうだ。

私の現在の自己採点は(100点満点)、こうだ。

英語50-60点(まだまだだめだ。学者として情けない。もっとうまくなりたい。)

数学50ー60点(数理経済学、忘れたことがあまりにも多い。時間があれば、復習したい。)

国語作文80点(おそらく論文を書くのは比較的早い。)

この自己採点をみて、「頭が悪い人ほど自己採点が甘い」といわれたら、ショック・・・

 

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