学会賞受賞について
今年、拙著『比較コーポレート・ガバナンス論』で「第1回経営学史学会賞」を頂いた。大変、ありがたい。私は、これまで学会賞というものに縁がないものと思っていた。
この学会の全国大会が開かれる数日前に、突然、電話がかかってきて、受賞の言葉をお願いしたいという連絡を受けた。私は驚くとともに、不安になった。実は、この大会を欠席する予定で、ホテルを予約してなかったからだ。
私は、これまで学会というものにあまり関心がなく、最近は発表する場合か、司会を頼まれるか、コメンテーターを頼まれるときしか行かないことにしていた。参加しても、私のようなアウトサイダーを知る人は少ないので、「寂しい思いをするのはいやだなあ・・・」。こんな心境だからだ。こんな不届きものに対して、他薦で賞を与えてくださった経営学史学会には、本当に、感謝したい。
以上のような意味で、一般に学会賞は政治的に決まるものとおもっていたが、そうでもないことが、私の受賞で証明されたようだ。しかし、ほとんどの賞は、本来、偉い審査員先生のお知り合いが受賞すると思っているのは、私だけだろうか。不信、不信・・・・・・
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