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2005年11月20日 (日)

意味論的矛盾

 意味論(セマンティックス)とは、言語と実在が一致するかどうかをめぐる研究のことである。昔、「机」という言葉は「実存する対象」に対応するのかどうか。対応すれば、その言葉は「有意味」であり、対応しなければ「無意味」。では、その対応関係をどのように証明するのか。こういった議論が、昔、ウィーンを中心に展開された。

 このような議論に影響されて、かの英国のバートランド・ラッセルは「この文章は5文字からなっている」というのは、意味論的矛盾であるといった。というのも、この文章は、15文字からなっているからだ。

RUSSELL5

 こういった意味論的矛盾を、われわれはよく見かける。法を守る番人になる予定のロースクールの学生が赤信号を無視する。これは、意味論的矛盾か。もしこの学生が「法と経済学」を学んでいれば、必ずしも意味論的矛盾ではないかもしれない。

 このブログを読んでる方で、上記の文の意味がわかれば、かなりアカデミックである。どうでしょうか。

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