2012年5月18日 (金)

野中先生との共同論文の第二弾が6月に

     一橋ビジネスレビュー6月号(2012年)に、野中先生との共著論文第二弾『知識ベース企業の経済学』が掲載されます。

  この論文では、野中先生のナレッジマネジメントを構成する三つ要素、(1)SECIモデル、(2)ミドル・アップ・ダウンマネジメント、(3)ハイパーテキスト型組織のうちのミドル・アップ・ダウンマネジメントの効率性とハイパーテキスト型組織の効率性を組織の経済学で証明しています。第一弾論文の『知識ベース企業の境界設定』は、(1)SECIモデルに関する論文です。

  これによって、ナレッジマネジメントが経済学的にも効率的であること証明されることになります。関心のある人はぜひとも一読お願いします。

http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/hitotsubashi/#mokuji

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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2012年5月17日 (木)

野中先生から本が届いた

  先日、米国の私のアパートに日本から本が届いた。野中郁次郎先生からだ。その本は、『知識創造経営のプリンシプル』。
 その本の「はじめに」の中に、私の名前がでていた。感動するともに、野中先生に感謝するばかりである。私がいまバークレーにいてティース教授のもとで研究ができるののも、すべて野中先生のおかげなのだ。
 
 

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2012年5月16日 (水)

数字が好きな割には計算が嫌いな米国人

前に、米国では、毎日、株価と為替の動き、そして毎週・毎月のように雇用統計がだされ、それに一喜一憂しているという話をした。アカデミックな世界でも、大抵、統計的なデータを出すと、そのロジックが単純でもジャーナルに掲載されやすい。日本人にくらべて、米国人は、本当に、数字が好きな国民のように思える。

 

 ところが、ここバークレーに来て、スーパーやお店にいくと、気付くことがある。実は、これはニューヨークでも経験したことだ。

 初めは、米国の通貨に慣れていないので、日本人はなかなか小銭が使えないのだ。25セント、10セント、5セント、1セントがある。25セントと1セントは大きさでわかるのだが、10セントと5セントが分かりにくい。10セントの方が5セントコインよりも小さいのだ。ただし、質が違うようだ。

 

 ところが慣れてくると、これらの小銭をスーパーで使い始めることになるものだ。すると、何回か同じ光景を見にすることになる。米国のレジの人は、おそらく計算が苦手だということだ。

 

 たとえば、スーパーで買い物をする。合計が10ドル75セントだとしよう。これは実際にあったのだが・・・。そこで、私は、10ドル札1枚と10セントコイン7枚と5セントコイン1枚をなんとか、財布から取り出し、果たして自分の計算があっているかどうか、ドキドキしながら、レジの人の反応を真剣にみていた。

 

 ところが、レジの人は10ドル札だけみて、小銭を数えることもなく、ゴミでも捨てるかのように、キャッシャーに入れてしまった。「おい~本当にあっているかどうか、しっかり数えてくれ・・・」とつい心の中で叫んでしまった。計算しない人たちなのだと思ってしまった。この光景は何度かみた。

 

 今度は、別のスーパーに行った。合計が9ドル8セントだった。そこで、日本人がよくやるように、小銭より札がほしいので、10ドル札と5セントコイン1個と1セントコイン3個渡した。答えは、1ドル札1枚返却だ。

  しかし、レジのおばさんは、お金をみて、少し考えて首を横に振ったり、ひねったり、とにかくもたもたしていた。なかなか答えがでないので、1ダラーバックといったら、やっとニコリと笑ってくれた。きっと計算が苦手なのだと思った。

 

 別のバージョンもある。とにかく、日本人は1ドル、5ドル、10ドル札がほしいので、いろんなパターンで小銭を使う。たとえば、おつりが1ドル1セントになるように小銭使ったときなど、やはり店員がもたもたして、結局、1ドルしか返ってこなかったこともある。これは、相当、難しい問題だったようだ。たとえば、買い物が9ドル74セントの場合、10ドル札1枚と25セント3枚(10ドル75セント)を支払うと、おつりは1ドル1セントとなるケースだ。

 

 そんなとき、1セントプリーズというべきだが、ニューヨークで悪い経験をしたので、言わなかったが・・・、ニューヨークで1セントプリーズといったとき、女性のレジの人に、「あなたは1セントがほしいのか・・・・」という目つきをされたことがあるのだ。

米国人からすると、なぜそこまで札にこだわるのかということかもしれない。答えは簡単だ。コインは重いし、数えるのが面倒臭いからだ。

 とにかく、レジの人には、あまり難しい計算問題を出してはいけないのだ。小銭は、ホームレスの人にあげればいいということかもしれない。あるいは、小銭の計算嫌いから、チップ制度ができたのかもしれない・・だから日本ではチップの文化がないのだ・・・などと勝手に思うこともある。もちろん、これはまったく根拠のない話。

さらに、最近は、ほとんどの米国人がちょっとした買い物でも、カードを使っているので、ますます計算が弱くなているように思う。

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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2012年5月14日 (月)

日本企業に対する欧米の視点はいまだ変わっていない

日本にいたときには忙しくて読めなったが、米国に来て英語の勉強で、エコノミストやニュースウイークなどの記事をときどき読む。

おもしろいなあ~と思うことがある。そこには、ワンパターンの見方が存在するからだ。科学哲学的にいえば、ハンセンの「理論負荷性」だ。(人間は理論(常識)にもとづいて現実を認識する。)欧米の論者には、次の常識が前提となっているように思う。

「すべての企業は株式市場の動きに反応して行動する」

アサヒがカルピスを購入したのも、ソニーがある市場から撤退したのも、日立や東芝があるビジネスから撤退したことも、すべて株価の動きによって説明できるという論調だ。

しかし、日本人はこの議論に首をかしげる。日本企業は、たしかに自己資本比率は伸びている。しかし、いまだ負債比率は高いし、自己資本比率が高くても相互に株式の持ち合いをしているので、株式市場からの影響はない。しかも、比率の少ない自己資本の大株主のほとんどがいまだ金融機関と保険会社だ。そこには、過激な株主はいない。みな保守的だ。もちろん、外国人株主もいる。しかし、マイノリティだ。

こういう状態なので、株価が下がったので、あの日本企業は買収を行ったとか、株価が上がったので、あの日本企業はその市場に参入したという説明は、そうとう違和感がある。

こんな見方をしているので、自分の会社が危機になったとき、まず始めるのは、人間組織というものを無視した企業買収によるリストラ、特許訴訟による資金収集といった小手先の改革だ。

こうして失敗したのが、コダックであり、GMなのだ。米国のMBAのテキストどおりなのだ。やはり必要なのは、クーンのいう人間くさいパラダイムシフトなのだ。

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革

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2012年5月10日 (木)

米国で必要な法と経済学

 いま、米国ではホンダが大変な事態になっている。ある女性が、ホンダのハイブリッドカーを購入したが、CMの宣伝と異なり、1リッター(単位はガロンかも)で走行できる距離が短いとして訴えたのだ。スモール・アクションだ。そして、この訴えが勝利し、ホンダは罰金を彼女に支払うことになった。

 しかし、それで終わらなかった。その女性は弁護士で、ホンダのハイブリッドカーをもっている人たちに、自分と同じ訴訟を起こせと運動しはじめた。クラス・アクションだ。そして、1人あたり、数万円を数十万人の所有者に支払うことになったようだ。そして、彼女は弁護士としてその仲介料をたくさんえたようだ。

 

 しかし、ホンダも最後の抵抗をし、もう一度裁判をしようとしているが、結果はわからない。

 このような訴訟が、米国ではいろんな分野で起こるのだ。多くの人々は、法は基本的に正義を守るためにあると思っているのだが、米国では金儲けのために法が利用される場合もあるのだ。

 

 しかし、このような訴訟を起こすと、法的には問題がなくとも、別の側面で問題が起こるように思う。たとえば、その結果、経済的に非効率になるかもしれない。こういった視点も当然必要となっているだろう。

 

 こういった訴訟をみると、裁判では正義だけではなく、経済合理性も考慮して判断すべきだという法と経済学的思考が必要になるように思う。まさに、米国では、法と経済学という分野が発展するわけだ。

●追加******

●今、ネットで結果がでたようだ。ホンダが逆転勝訴した。さすが、法と経済学の国アメリカだ。中国はどうだろうか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000038-reut-bus_all

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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2012年5月 8日 (火)

三田評論「コーポレート・ガバナンス」特集

 現在、米国のバークレーに留学中ですが、『三田評論』5月号に登場しています。今回は、コーポレート・ガバナンスをテーマとして座談会の司会として登場しています。関心のある人は、ぜひ読んでみてください。結構、面白い議論が展開されていると思います。座談会は、出国前の3月に行ったものです。

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●「三田評論」

http://www.keio-up.co.jp/mita/mokuji/m1205.html

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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2012年5月 5日 (土)

データと情報に振り回されている米国

 米国に来て、CNNやニュース番組をみていて気付いたことがある。特に、円とドルの関係が、毎日、気になるので、いつもテレビをみているのだが、米国はあまりにデータと情報に振り回されすぎではないか。

 毎週、毎月のように、経済指標が発表され、そのたびに、株価や為替が変動する。その指標はかなり細かく、たとえば雇用数増えた場合、1週間でどの業種が増えて、どの業種が減ったかまで放送される。そして、その小さな変化から多くの投資家が先を予測して、株価や為替が動く。

 そして、オバマ大統領の政策が批判されたり、評価されたりする。しかし、これだけ短期的にデータをチェエクすることが本当に良いことなのだろう。もう少し長期的な視野にたって、データや情報を見た方がいいように思う。つまり、そういった観点からの評価も必要だと思う。

 というのも、行動経済学的にいえば、いまのようなやり方では、参照点(基準点)がいつも前の週のあるいは先月のデータや情報となるからである。長期的な観点からすると、全体として景気が良くなっていたとしても、前の時点を基準にするので、悪くなったような心理状態に陥ることになるのだ。

このような人間の心理状態が、人間行動そして経済活動に大きな影響を与えることを説明しているのが、行動経済学なのだ。マスコミももう少し考えて、テレビで放送したほうがいいのではないか?

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
キュービック・グランドストラテジー

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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2012年5月 2日 (水)

トーマス・クーンのパラダイム論の魅力

 いまある研究を進めているのだが、何かの縁でトマス・クーンのパラダイム論に行き着いた。改めて調べてみると、彼は私がいまいるUCバークレーでパラダイム論を展開してたことに驚いた。

 しかも、彼は科学の歴史の研究者であったが、運が悪かったのか、そこに所属できず、科学哲学の学部の所属になってしまったようだ。それが運命で、そこになんとファイアーベント(このときまだ彼はポパーリアンだったようだ)がいたのだ。

 こうして、クーンはあの有名な「パラダイム」論を展開することになる。選ばれた人は運命の糸にひかれるような人生をたどるものだ。

 

 クーンを知らない人もいるので、簡単に紹介したい。1950年代、当時は科学哲学は全盛時代だ。中でも、K.R.ポパーは有名だ。彼は、科学、とくに科学的理論は経験によって反証されるが、次にその反証事例をも説明する新しい理論を展開することによって、真理に接近することになるという考えを示した。したがって、ある理論が科学かどうかを決める基準は「反証可能性」つまり経験的に批判的なテストができるかかどうかだといった。

 これに対して、クーンは科学の歴史はそのような合理的な発展をしてしていない。ある理論から次の理論に移る場合には科学者集団の非合理的な要素も加わって移行することになる。もしかしたら、理論の提唱者の人格がものをいうこともあるかもししれないということだ。つまり、そこに価値観、社会的なルール、さらに実験装置のレベルなども関係しているのだ。理論とこのような非合理的な要素のセットを「パラダイム」と彼は呼んだのだ。こうしたパラダイムの移行は合理的ではなく、その方向も真理に接近しているかどうかわからないといったのだ。パラダイムとパラダイムは共役不可能で、合理的に優劣をつけられないというのだ。

(時間がないので、後で内容をもっと正確に修正します)

 さて、もちろん、私はいまでも方法論的にはポパーリアンなのだが、経営学の研究をしていると、クークの現実的な非合理的なパラダイム論もとても魅力的だ。新しい研究については、また別の機会に紹介したい。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月30日 (月)

UCバークレーの図書館に私の本が二冊あった

 ある日本の本が必要になり、UCバークレーの図書館にその日本の本はないかとネットで検索したら、その本があった.

ついでに私の本もないかと検索したら、なんど私の本も二冊が図書館に入っていた。一つは、『日米独組織の組織経済分析』文真堂ともう一つは『組織の不条理』ダイヤモンド社だった。

菊澤研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか

菊澤研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか

菊澤 研宗: 日米独組織の経済分析―新制度派比較組織論

菊澤 研宗: 日米独組織の経済分析―新制度派比較組織論

 米国のアマゾンでも、、『日米独組織の組織経済分析』文真堂が販売されているので驚いた。

●米国アマゾン

http://www.amazon.com/Nichi-Bei-Doku-soshiki-keizai-bunseki-Shinseidoha/dp/4830942886/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1335718220&sr=8-2

これこそ、ロングテール戦略か?一般に、本は売れるものか売れないものまであり、それを売れている順に並べると、右下がりの曲線になる。出版社や本屋の戦略は、右側の「馬の尻尾」のような部分の本を切り、左側の売れる本だけに力をいれる。しかし、アマゾンは馬の尻尾部分も販売してもうけているという戦略を展開しているといわれていたが、その通りかもしれない。と思った。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月27日 (金)

CSRについての議論の続き

自動車の実施試験にもやっと合格し、いらいらがなくなった。久しぶりの試験で、相当ナーバスになっていたので、これでやっと研究ができるという心境だ。

もちろん、こちらの実地試験は日本と比べて楽勝なのだが、状況がよくわからないので、その緊張の度合いは日本とくらべものにならなかった。

しかし、車を運転しているうちに、横に座っている試験官が、「この人はなれている」と感じてくれたようで、安心して横に座っていることが伝わってきたので、こちらも途中から安心できた。

 さて、前に、私がCSRをめぐってハーバード大学の若き教授に質問した話しで、もう一つ重要な質問をしていたことをここで書いておこう。

やはり、米国人はどうしても利益と関連づけることが好きなのだ。だから、もちろんCSR(企業の社会的責任活動)をたくさんすれば、利益は上昇するということを統計的に証明したいのだ。事実、そういった結果を紹介していた。しかし、その関係は統計的に若干弱いという結論であった。

これについて、私が彼に質問したのは、1990年代以降、日本では多くの企業がCSR活動に関心をもって、投資してきた。しかし、ほとんどの企業がCSR活動をしたので、2000年以降、どこの企業もCSR活動を行っても競争優位をえることができず、結局、その活動と利益の関係は当然薄くなる。それは、理論的には当然なのではないか。

しかし、利益とは関係なく、やはり企業はCSRを行う必要があると思うが、どう思うか?。私は、そこには哲学的な理由があると思う。という質問をした。これに対して、確かに理論的にはそうなるように思う。しかし、哲学的な理由とは何か?と聞いきたので、私はこう答えた。

企業の社会的責任の「責任」という概念は「自由」と関係しているのだ。社会に対して、自由を行使している企業が社会に対して責任をもつべきなのだ。ということを説明した。

ここで、他の学生が別の質問を彼にして介入してきたので、私もあきらめて部屋をでた。秋学期にはCSR関係のセミナーもあるようなので、参加してみたい。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月22日 (日)

今日は日本の食料品店へ

今日は、日本の食品店にいった。この店に行くには、車でシダーストリートを海に向かって下り、それから右に曲がってサンパブロアベニューを進む。途中に、いかにもカリフォルニアを思わせるヤシの並木がある。美しい。

これまで、痩せるために、できるだけ米を避け、パン食にしてきた。しかし、今日は、車の練習もかねて、日本の食品店に行ってみた。思ったより、安くで驚いた。コメも意外に安い。

私がいま住んでいるアパートの近くにもスーパーがいくつかあるが、意外に高い感じがしている。ヨーグルトが高い感じがする。ベーコンも高いし、ジュース類も昔ニューヨークに住んでいたときよりも高い感じがする。

それと比べると、ここの日本食店には安いものがある。もちろん、日本から輸入したようなものは高いのだが、米国で製造しているものは安いのだ。

しかし、このお店のものを買っていつも食べていると、きっと太る気がする。いま、いい感じに体重が減ってきているのだ。血圧も下がっている。いい感じだ。とにかく、いまは体重をを下げなければならない。そのために、大学の研究室まで歩くことを習慣にしなければならない。

もう少したったら、サンフランシスコの街にもいこうと思っているが、まだそんな余裕がない。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月21日 (土)

昨日はセミナーでハーバードの教授に質問

昨日は、バークレーのビジネススクールのセミナーでハーバード・ビジネススクールの若い教授がCSRとマスコミの関係について発表していた。

内容は、企業がCSR活動をしっかりすると、問題が起こってもマスコミが悪い報道しないので、CSRは保険になるというものだ。それを実証データで説明するという内容ものだ。そして、事例として、二つの石油会社の石油垂れ流し事件(EPとエクソン)いついて説明していた。結論は、「ニュースがないことがいいことだ」という表題になる。

私はいまだ英語に自信がないので、他の研究者やドクターコースの学生のように、その場で質問する勇気はなかったが、セミナーが終わっても質問を受けていたので、勇気をも持って彼に質問してみた。内容は、以下の通り。

昨年、日本では原子力発電所が破壊されて、大きな問題を起こした。この発電設備は、少なくとも三つの企業がかかわっていた。日立、東芝、GE。このうち、日立と東芝は、マスコミに報道されて批判された。しかし、GEはほとんどマスコミに報道されなかった。この違いは、CSR活動にあるのか。GEはよいCSR活動したので、悪い報道がされなかったのか。私は、GEは報道されなかったが、その行動は社会倫理の観点からしていいとは思えない。このGEの行動とマスコミとの関係についてどう思うか?と質問した。

その若い教授は、まじめに聞いてくれた。そのような事実を知らなかったといい、ぜひ調べてみたいといってくれた。その他、CSRについて疑問に思っていることをいくつか聞いた。面白かった。

英語がうまければ、日本の学者としてもう少し発言を通して貢献でるかもしれないと思い、自分の英語能力のなさを反省している。まあ、今後に期待の一日だっだ。

いずれにせよ。この現象をどう解釈するのかである。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月19日 (木)

やはりチャイムの仕掛けは上だった

昨日は、研究所の入り口のチャイムの話をしたが、やはり仕掛けは下のじゅうたんではなく、上のたぶん電波装置のようなものだった。おばさんのいうとおりだった。だから、今日はじゅたん踏まずに入ったら、やはりピンポーンとなった。帰りは、昨日、おばさんに教わった通りに、壁に沿って出たら、ならなかった。

さて、今日は、国際センターで訪問研究員のためのプレゼンがあった。バークレーでどのようにくらすかについていろいろ情報をくれた。そのとき、事務員がいまバークレーにどこの国の外国人が多いかを質問していた。

結果は、想像できるように、

1中国 500人以上

2ドイツ

3韓国

4フランス

そして、

5日本 150人ぐらいであった。

多分、日本人は減ったのだと思う。昔は、バークレーの中に、付属の英会話学校があったようだが、どうも日本人が減ったためになくなったようだ。日本人は、高い値段でも入ってくれるのだ。

また、自動車の試験場にいっても、中国語やポルトガル語のパンフレットはあるが、日本語のパンフレットはない。

さらに、バークレーの事務系の人も韓国人や中国人の女性がやたらに多い感じだ。

いずれにせよ。この現象をどう解釈するのかである。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月18日 (水)

ベルを鳴らさずにいかにして外にでるか?

 ハースビジネススクールの研究所に来て、ずっとわからなかったことがあった。

 私の所属している研究所の入口は入るとピンポーンとチャイムが鳴る。トイレにいくのに、何回も出入りすると、そのたびにチャイムが鳴る。だから、なかで研究している人のことが気になる。

 

 ところが不思議なことに、私が研究室で研究していると、たしかにいろんな人が研究所の外へ出てもどってきているのだが、ピンポーンという音がしないのだ。

 

 なぜだろう。きっとどこかにスタッフだけの秘密の出入り口があるはずだと私は思った。そこで、研究室に来るたびに、どこかに出入り口はないか探した。しかし、ないのだ。

 そこで、ついに受付のおばさんに尋ねてみた。「チャイムを鳴らさずにどうすれば外に出れるのか?この出入り口以外にあるのか?」

 

 すると、受付のおばさんがこう答えた。「そんな出口はないのよ。チャイムがならないように壁にそって歩いて外にでるのよ。私が示して見せてあげる。」といって、まるで泥棒のように壁にそって歩いて、チャイムを鳴らさずに、外に出て見せてくれた。

 

 あまりに原始的な答えでびっくりした。このシステム何かまちがっていない?

 しかし、チャイムの仕組みが床の方にあるのが、頭上にあるのかまだ未確定。受付のおばさんは、頭上に仕組みがあると指さしていたが、実は私は、床にあるとみている。というのも、正方形のじゅうたんが引いてあるからだ。きっとそれを踏まなければいいのだと思う。次に、それを研究してみたい。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2012年4月13日 (金)

米国らしい司会者

 米国のテレビを見ていて、これはすごいと思った行動があった。日本ではまず考えられない行為だ。

 それは、男女二人の司会者がいて、番組のスタートに二人が両脇から出ててきて中央で出くわす。そのとき、たまたまグラマーな女性がヒョウ柄のスカートをはいていた。

それに男性が気付いて、「すてきなスカートだね」といった。そして、彼はさらに「実は僕も今日はヒョウ柄のパンツをはいてきたんだ」といった。

ここまでは日本でもある光景だ。しかし、ここからがすごい。その男性が、なんとパンツを無理やりひっぱりだして、ヒョウ柄のパンツの一部を見せたことだ。

驚いた。さすがアメリカ。

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