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2017年9月21日 (木)

菊澤ゼミの夏合宿

菊澤ゼミの夏合宿を18日から21日まで伊豆長岡で行いました。毎年、夏合宿では、「戦争について考える」をテーマに、ゼミ員がグループに分かれて、ビデオをみて、資料、ネットから情報収集し、ケースの分析を行います。

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今年のケース分析のテーマは、以下からの選択。

(1)日本はなぜ負ける戦争に向かったのか。

(2)ガダルカナル戦の失敗の本質は何か。

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各チーム、短い時間で分析し、まとめて、素晴らしいプレゼンを行ってくれました。優勝チームは、写真のグループです。とても、優秀なメンバーです。

明日から、秋学期が始まります。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

画像に含まれている可能性があるもの:室内画像に含まれている可能性があるもの:6人、、スマイル、立ってる(複数の人)、室内

2017年9月20日 (水)

目的合理性と価値合理性の再説明:ヴェーバー、カント

菊澤です。

ヴェーバーの目的合理性と価値合理性に関心がある人が多いようです。なかなかわかりにくい概念ですが、今回はばっさり説明します。

ヴェーバーは、カント哲学に影響されています。

カントの議論を理解して、ヴェーバーを理解した方がいいと思います。

カントは、人間の理性は少なくとも2つあるとしました。それに対応するのが、ヴェーバーの目的合理性と価値合理性です。

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(1)カント理論理性=ヴェーバー目的合理性

因果法則に従って、現象を認識する理性です。これは、世界を因果論的に説明して理解したり、認識するだけの理性です。

 この理性を使うと、因果法則(AならばB)を応用して(BのためにAすべし)という行動命題を導くことができます。これがヴェーバーのいう目的合理的行動です。

 それは、カントの理論理性と関係しています。しかし、この理性はあくまで認識するだけの理性です。ですので、応用できると思っていても実際に行動するとは限りません。

 また、因果法則に従う行動は、常に自分以外に原因があるので、そのような行動をカントは他律的と言います。それは、物質や動物もそのような行動するので、このような行動に人間性はないということです。

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(2)カント実践理性=ヴェーバー価値合理性

 これは、価値判断する理性です。良いか悪いか。正しいか悪いか。価値判断すると、その後、人間は行為したくなります。「良いか悪いか。もし悪いとすると、何をなすべきか」つまり、人間に行為実践を要求してくる理性です。

 これは、主観的な理性ですので、これにもとづく行為も主観的です。それゆえ、その行為を保証するものは、その人がその行為に対して責任を取るという態度です。このような価値判断にもとづく、主観的な、わがままな行為、しかし責任を伴う行為を、カントは自律的、自由といいます。

 ヴェーバーの価値合理性とはこのような行為のことです。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年9月13日 (水)

『週刊現代』:『組織の不条理』に関する佐藤勝氏の解説

今週発売の『週刊現代』に、佐藤優氏が拙著『組織の不条理』について取り上げてくれています。ありがたいです。

ドラマティックに不条理発生メカニズムを紹介してくれています。さすがです。うまいです。関心がある人は、ぜひ本屋でみてください。

自動代替テキストはありません。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き

塾生新聞に拙著『組織の不条理』のインタビュー記事

慶應塾生新聞に、拙著「組織の不条理」についてインタビューを受けた記事が

掲載されました。

 

塾生新聞の存在は知っていましたが、私は個人的にあまり見たことがありません。

なかなか、うまくまとめて書いてくれています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる

https://www.sekigaku.net/…/Default/Schedule/LectureList.aspx

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年9月 4日 (月)

10月24日丸ビル「夕学五十講」に登壇します。

菊澤です。
10月24日丸ビルで「夕学50講」に登壇します。

●テーマ
「日本軍の失敗に学ぶ『組織の不条理』」

日本人組織に特徴的な「空気決定」や「忖度」について、日本軍の事例を用いてお話します。

これまで最初に空気が存在し、それに支配されて、日本人組織は失敗してきたと言われています。しかし、初めから空気が存在するのではなく、人間が空気を生み出し、それにしたがって失敗することを明らかにします。

関心のある方はぜひ参加してください。

10月24日
http://www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2017/08/51024.html

参加申し込み MCC夕学50講
https://www.sekigaku.net/…/Default/Schedule/LectureList.aspx

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年8月27日 (日)

広島大学での講演:空気発生のメカニズム

8月23日に広島大学高等教育研究開発センターで、講演を行いました。広島はこれが二度目ですが、大変、有意義でした。

その後、呉にいって大和ミュージアムにいきました。呉に行くまでの車窓から見える海。戦艦大和が出現しそうな感じで、感動しました。

呉の街もよかったです。歴史を感じますね。大和ミュージアムも良かった。大変、勉強になりました。

また、呉の隣の「広(ひろ)」という町もきになりました。

2017年8月25日 (金)

6刷 拙著『戦略学』ダイヤモンド社

 拙著『戦略学』ダイヤモンド社が、みなさんのおかげで、6刷になりました。本も生物と同じで、生き残ることが非常に難しいものです。こうした中、何とか、拙著『戦略学』は生き残っています。非常にありがたいです。

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

2018年春慶応大学丸ノ内チシティキャンパス(MCC)のアゴラ講座では、この本を中心に講義を行う予定です。関心のある方はぜひご参加ください。

2017年8月21日 (月)

ケイパビリティ・アプローチ

  ティースのダイナミック・ケイパビリティ論とアマルティア・センのケイパビリティ・アプローチの関係が気になっている。

  ティース教授は、自分のダイナミック・ケイパビリティとセンのケイパビリティ・アプローチとは、異なるものとしているが、取り込めば、もっと議論が理論的かつ補強されるように思える。センの議論は、定義など非常に明確になっているので・・・

2017年8月16日 (水)

インパール作戦はいまでも考察する価値がある。

  昨日のNHKのインパール作戦は面白かった。

  第15軍司令官牟田口廉也中将は、「5000人死ねば(日本兵)、あれは取れる」
といった感じで作戦を展開していたという。

  これを、若き齋藤少尉が聞いて、愕然としており、
最後にいまだ生存している彼がこれを思い出し、
号泣している姿は、まさにドラマだった。

  しかし、牟田口のように、前線で長く戦っていた人間は、
感覚がマヒするのではないか。
よく、兵士がはじめは死体をみて驚いたが、
そのうち慣れてきて何とも思えなくなったという
証言をしているように。

  こういったことを考えると、ベテランとか、現場主義とか、
業績主義だけでは、限界があることがわかる。
環境に鈍感になるのだ。

●インパール作戦に関心のある人は

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年8月15日 (火)

空気、忖度、そして大和特攻(現代ビジネス)の記事

講談社のWEBサイト「現代ビジネス」に拙稿が掲載されました。

『戦艦大和「特攻」の大失敗にみる、「忖度」の本質』

●現代ビジネスのサイト

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52589

従来の山本七平の空気論は非合理的あるいは非科学的説明ですが、そのために、空気論は無責任論と結びつき、さらにそこから空気という言葉が悪用されているように思います。しかし、空気は合理的に発生し、やはり決定者は人間であることを取引コスト理論で説明しました。

関心のある方はぜひ一読お願いします。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年8月14日 (月)

秋の夕学五十講に登壇します(10月24日丸ビル)

今年の秋10月24日に夕学五十講(丸ビル)に登壇します。テーマは、「日本軍の失敗に学ぶ『組織の不条理』です。

今回は、「空気」の不条理について、日本陸海軍の事例を用いて、お話する予定ですので、関心のある方は、ぜひご参加ください。

●後期の予定

https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Upload/attacned_news_708.pdf

●夕学五十講のHP

https://www.sekigaku.net/Sekigaku/Default/Normal/SekigakuTop.aspx

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

コンサルティングファームBOSS & Partners福島社長

菊澤です。

コンサルティングファームのBOSS & Partnersの福島社長に、拙著「組織の不条理」を取り上げていただき、感謝しております。

拙著『組織の不条理』についての明快な説明がなされています。ぜひ一読お願いします。

●BOSS & Partners

http://bossptr.com/?page_id=2533

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2017年8月11日 (金)

8月23日広島大学での講演:空気の研究

8月23日に広島大学で講演します。まだ、参加が可能なようです。

今回は、日本人組織に特有の「空気」による決定について、                                            山本七平の大和特攻の事例を取り上げつつ、お話する予定です。

今年、「忖度」という言葉がはやりましたが、これと「空気」という言葉は関係しているように思います。みなさんはどう思いますか?

日本人組織の本質は変化したのか。

「空気を読んで、組織は合理的に失敗する」がテーマです。

●広島大学高等教育開発センター

http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/2017/07/h29-823-24/

2017年8月 2日 (水)

前期試験に関する中間報告2

菊澤の試験試験に関する情報
評価基準
90点以上:S
80点以上:A
70点以上:B
60点以上:C
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59点以下:D不合格
●日吉の経営学について、3つのうちの最後の問題は、
講義に出席していたかったかどうか、まじめに資料を集めたかどうか
がわかる問題であった。この問題が解けないと、アウトになる確率が高い。
●第3問について、所有と経営の分離、所有と支配の分離だけ書いた人は誤り。
それは、過去問を書いたにすぎない。企業の目的問題、企業理論問題、企業の社会的責任問題、コーポレート・ガバナンス問題について説明することが正解である。
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●三田の経営経済について、問2は良い問題であった。
取引コスト理論を新古典派経済学の一つであると書いている学生が意外に多くいて、
驚いた。このような回答は致命的な誤りであり、即刻アウト。

●中には、新古典派経済学と新制度派経済学を間違えた人もいるかもしれないが、
この誤りも致命的であり、この講義や試験自体を否定するような回答となるので、即刻アウト。
●また、今回は、取引コスト理論、エージェンシー理論、
所有権理論を理解しているかどうか、この点に注意して採点した。
怪しい回答は、すべて誤りにした。
●ダイナミック・ケイパビリティについては、「講義で説明した範囲で」が問題となっている点に注意してほしかった。
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以上、厳しい結果となりました。

2017年7月31日 (月)

前期試験に関する中間報告

試験に関する情報

評価基準
90点以上:S
80点以上:A
70点以上:B
60点以上:C
ーーーーーーーー
59点以下:D不合格

●日吉の経営学について
今年は、問題数を4つから3つに減らしたため、
1つ解けないと、ほぼ不合格になる。今年は、Dが多い。

●問題数が減少したために、勉強し準備してきた学生と
準備してこなかった学生が明確になった。

●出来の良いクラスと出来が悪いクラスがある。

●三田の科目についてはこれから採点する予定。

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